放射線科
放射線科では、診断に必要な画像情報を提供しております。
各種の単純X線撮影、消化管造影検査、CTなどの撮影を行っております。
PACS
PACSとは、Picture Archiving and Communication Systemsの略で、医療用画像管理システムのことです。一般撮影、CTといった画像撮影装置から受信した画像データを保管、閲覧、管理することを目的とします。
当システムの導入により、診断や診察の効率化が図れると共に、患者さまにフィルムを運搬していただく負担も無くなっております。
一般撮影検査
X線撮影とは、一般的に「レントゲン撮影」と呼ばれている検査です。
X線を人体に照射し、透過したX線を画像化することで、人体内部の情報が得られます。
当院では、胸部・腹部・骨格系・尿路系造影検査などの検査を行っております。
当院で使用している機器
・キャノンメディカルシステムズ株式会社 MRAD-A32S/03
・富士フィルムヘルスケア株式会社 Sirius130HP(移動型X線装置)
FPD
FPDとは、Flat Panel Detectorの略で、X線を利用してレントゲン写真(デジタル画像)を得る為の装置です。
当装置の使用により、従来のものと比較して少ないX線量で撮影する事が可能となっており(40%程度減少)、より鮮明なレントゲン写真が撮影できるようになりました。また、撮影体位を変更する際、体の下でカセッテと呼ばれる板を入れ替える必要がなくなり繰り返し撮影できるので、患者さんへの身体的負担を軽減することが可能となりました。結果的に検査効率は上がり、患者さまの検査や待機の時間を短縮できております。
当院で使用している機器
・富士フィルム株式会社 302ABBZX00021000
CT検査
CTとは、Computed Tomographyの略で、コンピューター断層撮影のことです。
人体に360°の方向からX線を照射してデータを収集します。そのデータをコンピューターで解析・計算すると人体の輪切りの画像が得られます。
患者さまの利便性の向上を目的に、2021年5月に16列マルチスライスCTに変更しております。これにより、一度に撮影できる範囲が大きくなり撮影時間も短縮され、患者さまへのご負担は軽減しております。また、新しい画像処理により、金属の影響が少ない鮮明な画像を得ることができます。オプションとして、体脂肪(皮下脂肪・内臓脂肪)、肺機能などの測定も行うことができます。
当院で使用している機器
・キャノンメディカルシステムズ株式会社 Aquilion Lightning TSX-035A
X線TV検査
X線TV検査では、X線画像をリアルタイムに観察することで、対象臓器や目的部位の診断および治療を施行しております。
消化管・胆道造影検査、骨折・脱臼の整復や透視下の各種内視鏡検査を行っております。
当院で使用している機器
・キャノンメディカルシステムズ株式会 DREX-PZ10/22